ルーメン lm とは 明るさの単位のひとつです [ 照明選びの基礎知識 ]
ルーメン lm とは明るさの単位です[ 照明選びの基礎知識 ]
このページでは、明るさの単位 ルーメン( lm )と照明の選び方について説明しています。
明るさの単位としては100W 、60Wといった感じで「ワット数」が主流でした。
しかし、LED電球の普及によってルーメンという単位を目にすることも多くなってきたのではないでしょうか?
このページでは、照明コンサルタントの資格を持つ私が、
これまでのワット数表記との違いや照明選びの基礎知識として明るさの単位 ルーメン( lm )について説明しています。
ルーメンについて正しく理解して「照明の選び方」の参考になれば幸いです。
それではさっそく見ていきましょう。
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ルーメンとは
ルーメン lm と W ワット 相当の関係
明るさの単位 ルーメン lm とは?
ルーメン lm とは 明るさ を表す単位のひとつです
ルーメンとは明るさの単位
ルーメンとは、単位時間 あたりにおける 光束( 光源 から 出てくる目に見える 範囲の 波長の光 の量 ) の量の値です。
部屋の明るさは、「 照らす側 ( 光源 ) 」と「 照らされる側 ( 室内環境 ) 」で決まります。ルーメンは、照らす側 ( 光源 ) の値で、数値が大きいほど明るさは強くなります。
以前は 目にする 機会が 少なかった ルーメンですが、LED電球 の 商品説明 で使われるようになったため、目にする機会が増えたことと思います。
(以前は 「 〇〇W相当 」という 表現が 使われていました。)
「 部屋の広さ 」と「 必要な明るさの目安 」を 示す 「 一般的適用畳数の目安 」の値には、これまで W ワット が 使用されていましたが、近年ではルーメン の 値 も 表示 されるようになり、ルーメン lmと W ワットの 値が 併記 されるようになりました。
ルーメン lm と W ワット 相当の関係
「〜W相当」という表現とは
前述 したとおり、LED電球 の 商品説明 では、「 〇〇W相当 」という 表現が 使われていました。これは、「 実際に 〇〇W の 電力は 消費しないが、明るさは 〇〇Wに相当する 」という意味です。
LED電球の 黎明期には、この「〜W相当」という表現が製品の説明に使われていました
しかし、LED電球 の 様々な 性質上 の 理由や、この「 〇〇相当 」よりも暗く感じることが 多いなどの声 も 多かったことや、今後 の 技術の進歩 により 消費電力 の低下が予想されるため、LED照明 の 明るさは、日本照明工業会 ( JLMA ) により、光束の量を表すルーメンという 単位で表すことに 統一されました。
ルーメン と 〇〇W数相当 の 互換関係
← 暗 | 明るさ | 明 → | |||
---|---|---|---|---|---|
白熱電球 | 25W | 40W | 50W | 60W | 100W |
LED電球[E26口金] | - | 485lm | 640lm | 810lm | 1520lm |
LED電球[E17口金] | 230lm | 440lm | 600lm | 760lm | 1430lm |
ルーメン lm とは 明るさの単位のひとつです [ 照明選びの基礎知識 ]
いかがでしたでしょうか?
lmルーメンとは 明るさ の 単位です。単位時間 あたりにおける 光束 ( 光源から 出てくる 目に見える 範囲の 波長 の 光の量 ) の 量の値です。lmルーメンと W ( ワット ) 相当 の 相関関係 も 表にしましたので 電球交換の際に 参照していただければと思います。
明るさを示す単位には、他にlx ( ルクス , 照度 , 照らされる面積 当たり の lm の 量 ) などがあります。
似た単位として、 lm / W( ルーメン毎ワット)という単位がありますが、これは、「 エネルギー消費効率 ( 照明器具効率 または 器具効率 ) 」を 現した値で、「 消費電力 1W あたり 、どれくらいの明るさ を 引き出せるか 」を 表わす 数値 のことです。
この 数値 が 大きいほど、エネルギー消費効率のよい、より 省エネな 照明器具 といえます。 エネルギー消費効率 のよい 照明器具 を お探しの際は、 lm / W の数値 を参考にしていただければと思います。