ルクス ( lx ) 明るさについて
ルクス (lx) は光源に照らされた場所の明るさの値です
ルクス (lx) についてお調べですか? ルクス ( lx ) は、簡単に言うと、照明器具に照らされた面 の 明るさを示す指標です。
このページでは、照明コンサルタントの資格を持つライターが、
ルクスについての基本的な情報 や 生活の場、勉強部屋や工場など 作業の場や 空間に必要な明るさの値( ルクスの目安の値 ) をご紹介しています。
また、上手に部屋の明るさを増やす方法もご紹介していますので、ルクス ( lx ) に興味をお持ちの方はぜひご覧ください。
ルクス ( lx ) の定義について
生活のシーンに必要なルクスの値
ルクスの値が足りない場合の対処法
ルクス( 照度 )とは ?
光が当たってる面の「 明るさを数値化 」したものです。
専門的な説明をすると「 照度は 単位面積に 入射する光束量 」となりますが、簡単に言えば、「 光源により、照らされてる面の明るさを数値化したもの 」です。 明るさの感じ方は、人間の目の良さや年齢によって違います。そこで計測して数値化し、共有しやすくした明るさの単位です。 勉強や読書、細かい作業をする場合は、ルクスに気をつけましょう。
照明器具に 〇〇ルクスと書いてあることはありません。
目の健康を守るため、学校や工場での作業に必要な明るさ( 照度 )の値は、基準値が決められて言います。しかし、ルクスは、光源と照らされる面の距離によって値が変わるので、照明器具に 〇〇ルクスと書いてあることはありません。
学校や工場など、目の健康に関わる場での作業面の明るさは ルクスの値を 計測し、基準値をクリアしておく 必要があります。その場合は、照度計で測ることができます。最近ではスマートフォン アプリで「 照度計アプリ 」もありますので、気になる方は検索してみると良いかと思います。
日常生活では、ルクスを測る必要はありません。
一般家庭での普通の暮らしのシーンでは、ルクスを測る必要はほぼありません。
照明器具メーカーには、適用畳数ごとの必要な明るさ( ルーメン(lm) )を決める際に、「 各適用畳数において 100ルクスとなる目安 」、「 水平面照度が、75 ~ 150 ルクスを 確保できる部屋 」といった条件が設けられているので、一般家庭で 照明器具を選ぶ際は、ルーメン ( lm ) の値に 注意しておけば大丈夫です。
作業の種類別 作業に必要な照度 ルクス (lx) とは
目の健康のため 生活の場に 必要な明るさの値を 知っておこう!
一般的に リビングでの 団らん や 普通の生活に 必要な照度は 150 〜 300ルクス。
読書 や 作業に 必要な照度は 300 ~ 750 ルクス と 言われています。手芸や裁縫のように目を凝らして行う作業は、1000ルクス以上が 推奨されています。
作業の種類別必要な照度 ( 明るさ ) の目安
- リビングでの 団らん や 普通の生活 …. 約150 〜 300ルクス
- 読書 や 作業 …. 約300 ~ 750 ルクス
- 手芸や裁縫のように目を凝らして行う作業….1000ルクス以上
生活のシーン・年齢別必要な照度 ルクス(lx)とは
65歳以上の方が対象の場合、推奨ルクスは通常の2倍以上が推奨とされています
一般的な リビング など 生活空間に 必要な照度は 150 〜 300ルクスと言われていますが、子供部屋では、通常 100 ~300ルクス程度の照度を 常に 確保してあげる必要が あります。
また、65歳以上の方を 対象にした場合、推奨ルクスは、約2倍の値になります。
年齢に 応じて 明るさを増やす工夫を すると なお 良いかと思います。
部屋の明るさ ( 照度 ルクス )が 足りない場合には
明るさを補う光源を生活の場にプラスしよう
通常の生活の場であれば、適用畳数にあわせて照明器具を 選んでいれば 問題はありませんが、最近のリビング・ダイニングは12畳以上の空間も多く、場合によっては「 暗いと感じるスポット 」が生じてしまうケースもあります。
そう行ったケースで天井照明器具のルーメンを無理に増やすと、今度は 眩しさ ( グレア ) による不快感 や 目の疲れ が生じてしまうおそれがあります。
部屋が広い場合は、複灯を増やして対応しましょう。天井照明器具の明るさを増やすより、複数の照明器具を 設置して光源を 増やす方が「 明るく感じる 」といった調査結果もあります。
壁面の近くにフロアーライトを設置すると壁面の反射光で明るさが増えますし、ソファー横の テーブルやキャビネットにテーブルライトを 設置するのも有効です。
DIYできる環境であれば、ブラケットライト ( 壁面照明 ) を増やしたり、天井に ライティングレールを 設置してスポットライトを増やすといった工夫で対応できます。DIYが難しい環境であればLEDテープライトで簡単に明るさを増やすことも可能です。
上手に 部屋全体の明るさを増やす 5つの方法
- 暗くなるポイントにフロアーライトを設置する
- テーブルライトを設置する
- DIYできる環境であれば、ブラケットライト ( 壁面照明 )を増やす
- DIYできる環境であれば、天井に ライティングレール を設置して スポットライトを増やす
- DIYが難しい環境であれば LEDテープライト で簡単に明るさを増やすことも可能
ルクス ( lx ) 明るさについて
いかがでしたでしょうか?ルクスについてご紹介しました。
専門的な作業 や 学習・読書などのシーンで 明るさを 確保することの大切さは 言うまでもないですが、スマートフォンアプリでも 簡易的な 照度の計測が 可能ですので、一般家庭・日常の生活シーンにおいても 一度、勉強や作業など明るさが 必要な場面で 照度の計測をしてみるのも 良いかと 思います。
明るさを 確保することは、目の健康にとって 重要なこと ですので、目を酷使する現代社会 において 是非 気を配っていただければ と思います。
このページが、すこしでもみなさまの楽しいインテリアライフのヒントになれば 幸いです。ご一読いただきありがとうございました。