[ もっと香りを楽しめる ] リードディフュザー 選び方 6選
部屋を良い香りで満たす
リードディフュザー の選び方
リードディフュザー 選び方 はここに注目!適切な選び方で香りを最大限に楽しむ方法とは
アロマディフュサーの中でも人気の高いリードディフューザー。ボトルもおしゃれで香りも楽しめるとても優れたインテリアアイテムです。
ただ、香りの種類だけでなく、サイズや容量、スティックの種類などたくさんの種類があって選ぶのも難しいですよね。
そこで、この記事では、10年以上インテリア雑貨のバイヤーしている私が、リードディフューザーの「リードディフューザーの選び方や使い方」や「より香りを楽しむためのポイント」などをご紹介したいと思います。
リードディフューザーの選び方や使い方に不安がある方や十分に香りが出ているか不安な方、もっと香りをあんまり楽しみたい方には必見の内容になっているのでそんな方はぜひご覧ください。
それでは早速みていきましょう。
アロマオイルは精油を選ぼう
部屋の広さに適した容量選びの重要性
香りの強さはスティックで微調整
メンテナンスで「匂わない」を回避
もっと香りを楽しむための置き方
匂わなくなるNGな置き方
アロマテラピーを楽しむなら天然香料の精油を選ぶ
リードディフュザーはアロマオイルをエタノールなどで希釈し、リードスティックで吸い上げさせることで、香りを周辺に拡散し香りを楽しむ仕組みです。(リードディフュザーの基本的な使い方はこちら「リードディフューザー 使い方」)
香りを楽しみ、良い香りだと感じながらリラックスできるか、最も重要なポイントはそのアロマオイルが精油を希釈したものであるかどうかです。
精油は、エッセンシャルオイルと呼ばれる天然香料(薔薇の花びらや草木果実など)を蒸留してできたオイルです。それ以外は科学的につくり出した合成香料を使用したアロマオイルです。
リードディフュザーの香りを楽しむ上で最も大切なポイントの一つがアロマオイルの質、つまり精油(エッセンシャルオイル)が使われているかどうか…です。
「アロマテラピー」の効果が得られるのは天然香料の精油だけ
本来、天然素材から香料を抽出して精製したものを精油(エッセンシャルオイル)といいます。天然素材から抽出した香料はとても高価で、年々価格が高騰しています。そのため、人工的に作られた合成香料を希釈したアロマオイルが大量に出回るようになりました。
副交感神経を優位にし、リラクゼーション効果が得られるセロトニンの分泌、いわゆる自律神経を整える「アロマテラピー」の効果は、天然の素材から抽出した精油(エッセンシャルオイル)でしか得られないと言われています。
つまり、人が「良い香り」と感じリラックス効果が得られて心地よいのは天然素材の香りである必要があります。
「精油か」それ以外か。
本当に香りを楽しむなら「精油」一択です。
長時間過ごす場所で使用するなら精油(エッセンシャルオイル)を選ぶ
天然素材から作られたナチュラルな精油は、奥深い良い香りなだけでなく、長時間嗅いでいても「気分が悪くなった」「頭がいたくなった」と言った体調不良を起こすこともほとんどないと言われています。
リビングや寝室など、長時間を過ごす場所でリードディフュサーを使うなら、天然香料からできたエッセンシャルオイルのものを使用することがオススメです。
睡眠の質の向上や、神経の疲れを取りたい・本当にリラックスしたい場合は、特に注意が必要です。安価な合成香料のオイルは、刺激が強く逆効果になる可能性もあります。
天然香料が使われたアロマオイルか見分ける方法は?
香水は、香料の濃度によって、「オー・デ・コロン」、「オー・デ・パルファム」、「香水」と名前を変えるルールがあるので、香りの強さや持続時間を判断することができるようになっています。
リードディフュザーのアロマオイルにそのようなルールはありません。リードディフュサーのボトルの成分表示には「香料・溶剤(エタノール)」としか書いてなくて見分けることは難しいです。
見分ける方法は、
ショップなら店員さんに尋ねてみる、あるいは、公式のサイトで確認するのが一番です。精油と書いてある場合は、天然香料を精製したアロマオイル(エッセンシャルオイル)です。
精油はコストが高いので、使っている場合は、その点をアピールしていることもあります。
特に精油である明記がない場合でも、香料の原材料が公表してある場合は、(濃度はわかりませんが)天然香料を使用していると考えて良いでしょう。
ほかに見分け方の目安としては、プライス!…お値段です。100円ショップの商品や1000円くらいまでのものは、ほぼほぼ合成香料と思って良いでしょう。
逆に、少ない容量でお値段が良いものは、素材も良い可能性がありますので、商品名を検索してみることをオススメします。
本当にリードディフュザーでアロマの香りを楽しみたい場合は、アロマオイルが天然香料を使用した精油であるものをがオススメです。
合成香料は悪いもの?
合成香料のメリットは、品質が安定していること。また、香りが強く広がりやすいことがあげられます。
天然香料のデメリットである「不純物が混ざる」、「品質にばらつきがある」と言ったことがなく、香りが同じレベルで継続します。
香りの強さは強目で、「短時間しか過ごさない場所」や「香りで誤魔化したい場所」…トイレや玄関・シュークローゼットでの使用がオススメです。
そう言った空間では、割り切ってプチプラのアロマグッズを使用するもの良いかと思います。
使う部屋の広さに合わせた容量を使うこと
リードディフュザーは、電気などを使用せず、自然発生するオイルの気化によって芳香が広がるナチュラルな仕組みです。
そのため、意図的にコントロールすることは難しく、香りの感じやすさは設置する場所の環境に左右されやすいと言われています。
とくに、香りが広がる範囲は、スティックの本数とボトルの容量によってある程度きまってしまいます。
香りが広がる範囲を無理やり広げることはできないので、使用する部屋の広さに合わせたボトル容量を用意するようにしましょう。
6 〜 8畳ほどの広さの空間なら200ml〜300ml
6畳ほどの広さの空間なら、ボトルの大きさは、200ml〜300mlが目安です。セットなら付属のスティックの本数で使用して、使用期間はおそよ2 〜 3ヶ月。
(市販のリードディフュザーセットなら、付属のスティックの本数で交換用(1回分)が付属してることもあるので、スティックの使用本数は説明書で確認しましょう。)
しっかり香りを楽しみたい場合は、少し大きめを選ぶと良いです。
逆に、6畳より狭い空間なら、ボトルを150ml、100ml,50ml…と使用スペースの広さに適宜合わせていくと良いかと思います。
8畳より広い空間で使用する場合は
6畳、8畳よりも広い空間で使用する場合は、大きなボトル容量を購入するとよいのですが、実際は「単価が高い」、「あまり販売していない」ケースがほとんどです。
これだけ人気のあるジャンルで商品ラインナップが薄いということは、リードディフュザーは広い空間は得意ではないからと言えるかもしれません。
より広い空間で使用する場合は、ソファーやテーブルまわりなど人がいる場所に絞って複数を設置する等の方法がオススメです。
それでも物足りない場合は、「噴霧式ディフューザー」など、パワーのある他のアイテムを使用する方がオススメかもしれません。
香りの強弱はリードスティックの本数・長さ・素材で調節
香りの強弱は、リードスティックである程度調節できます。香りを強くしたければ本数を増やせばOKです。ただ、その場合、オイルの減りも早くなることに注意しましょう。
リードスティックには天然素材が効果的
リードスティックは、天然素材のラタンが最も拡散・芳香が良いと言われています。
ラタンは、部屋の温度や湿度に合わせて呼吸するように、水分を吸湿したり発散したりする素材で、アジアでは高級家具で使用される素材です。
セットに同梱のリードスティックが天然素材でない場合は、天然素材やラタンに買えると香りを感じやすくなります。
ラタンだけを購入するならブランドのリフィルがオススメ
オンラインショッピングででラタンを選ぶ際には、品質の悪い粗悪品も売買されているので注意が必要です。
とくにノーブランドで大容量なのに安価な商品はリスクが高いかと思われます。
ラタンを購入するなら、インテリアメーカーやアロマ用品のブランドが販売してるリフィル(交換用のもの)を選ぶと良いかと思います。
定期的なメンテナンスで最後までアロマオイルを味わいつくす
50mlから100ml程度の容量なら、2週間から3週間程度で使い切ってしまうので、リフィルを買って継続使用する予定がなければ、お手入れの必要はありません。逆に、1ヶ月以上使用するものであれば、定期的にチェックしてメンテナンスしながら上手に最後まで香りを楽しみましょう。
リフィルを買い足して使用する場合は、リフィル投入のタイミングにあわせてスティックも一緒に交換すると良いかと思います。
- スティックのフリップ(逆さにする)
- スティックのほこりとり・交換
- アロマオイルの減り方をチェック
スティックのフリップ(逆さにする)
香りの拡散が止まった?匂いが弱くなったと思ったらスティックを逆さにして差し直しましょう。ボトルに浸っていた部分が上に来ると乾燥し気化します。気化するので、その分、オイルの吸い上げが促進されます。
スティックのほこりとり・交換
スティックに埃が溜まっていれば拭き取りましょう。その際にティッシュなどで拭くのはNGです。ティッシュはスティックにひっかかってしまい、上手に拭くことはできません。また、アロマオイルは直接触れてはいけないものなので、スティックを手で触れることは避けましょう。
お掃除は、エタノールを軽くかけ流してあげると良いでしょう。ストックがあれば、新しいもに交換してしまうのもありです。
また、スティックは消耗品です。
スティックは使用していくと、スティックの道管の中で目詰まりを起こし、吸い上げが鈍くなっていくので「アロマオイルの減りが鈍くなった」「フリップしても効果を感じない」といった現象を確認したら、リードスティックは交換しましょう。
長さにもよりますが、1ヶ月くらいが目安です。
アロマオイルの減り方をチェック
スティックが目詰まりを起こし、アロマオイルの吸い上げが止まった状態で放置すると、アロマオイルの表面から先にエタノールが気化してしまいトロっとしたアロマオイルが残ってしまいます。
アロマオイルが減らなくなった?と感じたら要注意です。
それは、廃棄するタイミングとも言えます。
発見が早い場合は、市販の「無水エタノール」を少し足して静かに混ぜてみると改善するかもしれん。
作業は、自己責任の上、安全に配慮し、直接、肌に触れないなど細心の注意を払って行いましょう。
注意点として、無水エタノール以外のものは混ぜてはいけません。
水もNGです。水を足してしまった場合は、捨てるしかなくなります。
その場合は、お住まいの地域の廃棄手順にしたがって安全に処分しましょう。
より香りを感じやすい置き方
直接的に風が当たる場所はNGですが、人の動きがあったり、ドアの開け閉めで空気が流れる場所だと香りを感じやすいです。
また、全ての部屋で特定の香りで統一してしまうと、その香りに慣れてしまい鈍感になってしまいます。
リードディフュザーを置くなら スティックが胸のあたりにくるように
長時間過ごす場所であれば、リードスティックが胸のあたりに来る場所だと香りを感じやすいと言われています。
立って過ごす空間であればテーブルやキャビネットくらい。
ソファーであれば、ローテーブルやサイドボードくらいの高さがオススメです。
生活のシーンで香りを使いわける
全ての部屋で特定の香りで統一してしまうと、その香りに慣れてしまい鈍感になってしまいます。
生活のシーンに合わせて香りの種類をかえると効果的です。
新鮮な印象でより香りを楽しめます。
香りは記憶や脳の働きと密接に繋がりがあるので行動と紐づけると効果的です。
活動的なシーン、リラックスするシーン、睡眠するシーンなど
「寝室に入ると寝るスイッチが入る」などアロマオイルの効果的な側面も利用できると理想的です。
香りを楽しめなくなるNGな使い方
リードディフュザーは、設置場所の環境に左右されやすいため、置き場所には十分配慮しましょう。
どうしても日が当たる場所や風が当たる場所に置く場合は、グリセリンを数的たらすとアロマオイルの液面からの気化を鈍らせるのに効果的と言われています。
- 直射日光が当たる場所
- エアコンの風が直接当たる場所
- ダイニングキッチン
直射日光が当たる場所
アロマオイルの種類によっては、紫外線に弱く長時間日光に当たると変質してしまう恐れがあるものもあります。
また、日光によりアロマオイルの表面からエタノールの蒸発が早くなります。
遮光瓶に入っていてもなるべく日陰に置くのがオススメです。
エアコンの風が直接当たる場所
エアコンのなど空調の風が直接当たる場所に設置するのは避けましょう。アロマオイルの蒸発も早まる恐れがありますし、風で香りも飛んでしまいます。
ダイニングキッチン
リードディフュザーは、電源などを使わず、自然の力で芳香します。
そのため、「香らせたくない時はオフ」といった香りのコントロールができないので、飲食をする場所への設置には配慮が必要です。
[ もっと香りを楽しめる ] リードディフュザー 選び方 6選
いかがでしたでしょうか?
香りを最大限に楽しむリードディフュザーの選び方は、天然香料の「精油」のアロマオイルを部屋の広さに適したサイズの容量を用意して使うことです。
スティックの本数で香りの強さを微調整し、置き場所に工夫をすれば「匂わない」といったガッカリは避けられるかと思います。
精油のアロマオイルでなくても十分香りを楽しめますが、精油を使用したアロマオイルの商品を選べば、良い香りを楽しめるだけでなく、アロマテラピーのリラックス効果も得ることが可能です。
適切な香りの種類を選ぶことで「ストレスの軽減」や「睡眠の質の向上」も見込めるので、生活のシーンによって「香りの種類」を使い分けるとなお良いかと思います。
生活のシーンによって「香りの種類」を使い分けることでより香りを感じやすくなる利点もあります。
このページが、みなさまの楽しいインテリアライフのヒントになれば幸いです。ご一読いただきありがとうございました。