30代から顔のたるみ対策！自分でできるケアで顔のたるみ改善

• 1.脂肪の蓄積
• 2.表情筋の衰え
• 3.肌の乾燥と紫外線
• 4.皮膚のゆるみ・経年変化
• 5.頭蓋骨が痩せる

紫外線対策は、「日焼けやシミ」対策といったイメージがあるかもしれませんが、顔のたるみ対策においても最も重要です。
実際、肌の老化の8割は、紫外線による「光老化」といわれるほど紫外線の影響は大きいと言われています。
紫外線に含まれる「UV-A」は、すぐに肌の表面に影響は出ませんが、実は肌の奥の真皮にまで達していて肌を支える「コラーゲン」や「エラスチン」の減少や変形を招きます。適切なUVクリームを使用して紫外線対策をしましょう。
ちなみに、UV-AはPAがが防ぎ、UV-BはSPFが防ぎます。

• UV-Aを防ぐ目安の「PA」が「＋＋」以上
• UV-Bを防ぐ目安である「SPFが50」以上

UVクリームは「外に出る時」「紫外線の強い時期」に塗るものと思われがちですが、紫外線は365日、屋内でも届いています。(紫外線の強さに強弱はあります)
外出時は、朝だけでなく、2～3時間を目安に塗り直し、一年中UVケアを行いましょう。

肌の乾燥は、顔のたるみを引き起こす代表的な原因です。 肌は、上から順に「表皮」、「真皮」、「皮下組織」で成り立っています。
コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など肌の弾力を支える成分がある「真皮」のケアだけでなく、「表皮」を丁寧にケアして肌のコンディションを整えることは「毛穴ケア」や「肌のキメを整える」以外にも「顔のたるみ改善」に効果があります。
肌が乾燥すると、適切な肌の水分量が保持できず、肌の表面のハリ・弾力が失われていきます。 逆に、クレンジング、洗顔、保湿のサイクルを丁寧に行うことで、肌の状態がよくなれば、顔のたるみの改善は期待できます。
化粧水、乳液、美容液は、肌に優しく、うるおい成分もたっぷり含まれたものがおすすめです。

メイクを落とす時に最も大切なのは、肌をこすらないこと。肌にもともとある皮脂(ケラチンやセラミド)は、天然の潤い成分です。
「肌にメイクを残さないように、すっきり落としたい」と洗いすぎてしまうと皮脂を落としすぎてしまって逆に肌が乾燥するか、体が失った皮脂を補おうとして皮脂の分泌が過剰になってしまうなど肌のバランスが悪くなる原因になります。

洗顔で大切なポイントは、「皮脂を洗い流し過ぎない」こと。 皮脂は41～42度で溶け出すので、ぬるま湯で優しく洗顔しましょう。

保湿は、「朝と寝る前」とイメージしがちですが、常に肌の潤いを保つことが「適切な保湿」です。化粧水だけでは潤いは時間と共に失われていきますので、化粧水の後は、乳液やクリームでしっかりと蓋をしましょう。
目や口の周り、頬などの乾燥しやすい部分には、メイクの上から乳液やクリームを、軽く押さえるように塗ると乾燥対策になり、肌のたるみ防止にもつながります。

骨密度は数ヶ月ほどの短期間で改善できると言われています。 骨密度を下げないために積極的にカルシウムを摂取しましょう。また、カルシウムとともに骨を合成する物質であるビタミンDが有効です。

ビタミンDは、紫外線の「UV-B」によって体内で生成され、夏の日差しなら日陰で30分、冬の日差しで60分日光浴するとよいと言われています。 出典*日本骨粗鬆症財団
日照時間の短い北欧では、大腿骨の骨折が日本の6倍多いというデータがあるほど「ビタミンD」は骨に需要です。

口内環境が悪いと歯茎が柔らかくなり、噛み合わせの衝撃で、歯の根本の「歯根膜」が弱まり、歯がぶれて顎の骨を弱めていきます。噛み合わせの修正には時間がかかると言われています。
歯の上下の噛み合わせがちゃんとできているかを確認し、歯茎を健康に保つケアをすると「顎の骨痩せ」の予防になります。

しかし、UV-Bはシミの原因にもなるので、浴びたくないという方も多いかと思います。
代わりに食事で補うならば、骨の合成に必要な「カルシウム」「ビタミンK」「大豆イソフラボン」を含む納豆がおすすめです。
納豆が苦手な方は、同じ大豆や豆腐でも良いですが、納豆に含まれるビタミンKは、発酵により、他の大豆製品の約150倍含まれると言われています。
本来、骨の形成に必要な要素は、「カルシウム」「ビタミンK」「エストロゲン」ですが、「大豆イソフラボンは」エストロゲン(女性ホルモン)の代わりになるので有効とされています。