家庭用脱毛器 特徴・種類・脱毛の仕組み
家庭用脱毛器の特徴 ・メリット・デメリットについて
このページでは、家庭用脱毛器の 特徴・種類・脱毛の仕組みについて説明しています。
家庭用脱毛器は、ムダ毛を自己処理する美容機器です。
セルフケアは「毛周期」という発毛サイクルの知識のない素人が行うと…効果を実感するまでの間に、
「ちゃんとできてるの?」
と不安になって、他の方法を試したくなってしまう…というスパイラルにハマってしまいがちです。
専門家ではない素人が行うことなので、不安になってしまうことは仕方ないことですよね…。
しかし、家庭用脱毛器の特徴、脱毛方式による「施術期間」や「必要な施術回数」等を正しく理解すれば、実際の効果を実感するまで不安になることなくご自宅での自己処理を続けることができるかと思います。
その点についても詳しく説明していますので、家庭用脱毛器について興味がある方は、こちらのページをご覧ください。
家庭用脱毛器の概要
家庭用脱毛器の特徴
家庭用脱毛器の脱毛の仕組み・種類
家庭用脱毛器の人気ブランド
家庭用脱毛器は、健康・美容雑貨です
商品によっては対象年齢などがあり、使用上の注意点をよく守って使う必要がありますが、免許などがいらない一般の方が使用しても問題ない美容機器です。
美容雑貨とは
健康・美容雑貨とは例えば、着圧ストッキング、筋肉運動補助機具、脱毛器などが該当します。これらはあくまでも雑貨であり、効果効能を訴求することは禁止されています。
機器であれば、美容機器と表現されることもあります。 家庭用脱毛器は、一般の方が使用することを前提とした「美容雑貨」です。
家庭用脱毛器の特徴
家庭用脱毛器は、脱毛をご自身で行うための機器です。「家庭用レーザー脱毛器機」「家庭用光脱毛器機」「トリミング器機」などがあります。
安全に配慮した怪我をしない出力設計で、素人が怪我なく施術できることを前提にしています。
基本的に家庭用脱毛器で永久脱毛はできません
家庭用脱毛器はムダ毛を目立ちにくくするもの
家庭用脱毛器は、「毛が生える周期が遅くなる」「毛が細くなり目立ちにくくなる」という状態にするためのものとして認識しておきましょう。セルフケアの回数や頻度を減らして、お手入れの手間を楽にしてくれる道具です。
ずっと毛が生えない状態をキープにしてくれるものではありません。
商品によっては、継続してお手入れを続けることで、ムダ毛がぱっと見でわからないような状態に近づけることができます。
家庭用脱毛器の機能性
すべての家庭用脱毛器は美容サロンより出力が劣ります
日本エステティック研究財団により、脱毛器の出力は、扱う人のレベルに応じて最大出力が定められています。それにより、家庭用脱毛器は、一般人が扱うことを前提とした安全に配慮した出力設定となっています。
ですので、どんなに「サロン並の〜」「業務レベルの〜」と書いてあっても、それは出力レベルではなく「ほかの部分」を指してるのかもしれません。
家庭用光脱毛器の主な脱毛メソッド
主流であり、最も人気があるのが、毛細胞に光を当てて抑毛・減毛をする光脱毛機器です。
各メーカーの機種によって、「光の種類」「仕組み」「充電式」「カートリッジ交換式」などさまざまな特徴があります。
「お手入れ一回あたりのコスト」「お手入れの頻度」や「効果の実感するまでの期間」、「使用時の痛み」の「再び毛が生えるまでの期間」など、それぞれ脱毛器の脱毛の方法によって変わります。
それぞれに一長一短がありますので、各脱毛方式のメリット・デメリットを正しく理解してご自分のライフスタイルにあった家庭用脱毛器を選んでいただけたらと思います。
- LASER(レーザー式)
- IPL…インテンス・パルス・ライト(Intense Pulsed Light)
- SSC…スムース・スキン・コントロール(Smooth Skin Control)
- THR…サーモヒートリムーバー(Thermo Heat Remover)
家庭用光脱毛器を使用する時の注意点
光脱毛に毛抜きはNG
『毛が生え始めてから成長して抜け落ち、また生え始めるまで』の期間を毛周期と言います。
IPL式など、メラニン色素に光をあてる光脱毛は、毛周期が成長期の毛にのみ効果を発揮します。
退行期と休止期のムダ毛は毛根が無くなっているため、光を照射しても作用しません。
また、ご自身で毛抜きなど処理してしまった場合、毛根がなくなるので同様に光脱毛の効果はなくなってしまいます。
万一、毛抜きで抜いてしまった場合、毛根が復活するまで光脱毛の施術を待たなければいけなくなるので注意しましょう。
これは、美容サロン・家庭用脱毛器でも共通です。
IPL式の家庭用脱毛器とは?
IPL式は、キセノンランプを極短時間のみ発光させた光で、脱毛や皮膚の治療などに使い分けて用いられている方法です。1990年代からシミやそばかす、カンパンなど皮膚の治療に用いられている歴史の長い手法です。
家庭用脱毛器では、「フラッシュ式」という名称等で広く知られ、これまでにたくさんの商品が発売されています。フラッシュ式は、毛のメラニン色素に光を当てることで毛根にダメージを与え、毛が生える働きを抑制する脱毛方法です。
産毛のような細い毛からワキやVIOに生えている太い毛まで、さまざまなムダ毛に効果があります。
家庭用IPL脱毛器のメリット
照射範囲が広く、初心者でもお手入れがしやすい
- 初心者でもムラなく施術できる
- 広範囲もお手入れしやすい
- 美肌効果がある
IPLには皮膚治療の機能もあるので肌にも効果があると言われています。
家庭用IPL脱毛器のデメリット
毛周期により効果を実感まで長期間使用することになる
- 痛みがある
- 他の手法より期間が必要
- 照射(ショット)の回数でコストが変わる
IPL式の光は、毛周期が成長期の毛にのみ効果を発揮します。
退行期と休止期のムダ毛は毛根が無くなっているため、光を照射しても作用しません。
全体の毛穴の成長期のサイクルは30%ずつ入れ替わると言われているので、その分繰り返し行う必要があります。
そのため、カートリッジ式の脱毛器か使い切り型か…どういう機種を買うかでコスパが変わってくるので注意が必要です。
家庭用脱毛器のレーザー式とは?
レーザー式は、メラニン色素に反応するレーザー光で、毛を育てる毛乳頭にダメージを与える方法です。
医療脱毛ほどの出力はありませんが、家庭用でも脱毛の効果を実感するまでの期間が短い点がメリットです。
男性の髭、ゆびやうなじなどピンポイントで使用したい人に適しています。
家庭用脱毛器のレーザー式のメリット
- 効果実感までの期間が短い
- ゆびやうなじなどに有効
- 男性の髭脱毛にも有効
家庭用脱毛器のレーザー式のデメリット
- 照射範囲が狭いので 広範囲の処理は大変
- 照射範囲が狭いので 処理のムラが出来やすい
- 出力レベルによっては痛みがある
- 保冷剤で冷やすなど痛みを緩和する対応が必要
- 連続照射ができないと時間がかかる
IPL方式よりも短期間で脱毛の効果を感じやすいのですが、注意すべきは「照射範囲の狭さ」と「熱による痛み」「レーザー照射の間隔」です。
ご家庭で背中などの広い面積を痛みを感じないほど冷やしながら連続で処理するのはとても大変で現実的ではありません。
「冷却機能」「連続照射」など本体の機能をよく吟味して商品を選ぶと良いかと思います。
レーザー 家庭用脱毛器 ブランド・メーカー
家庭用レーザー美顔器「トリア・スキン エイジングケア レーザー 」で有名な トリア・ビューティが、家庭用レーザー機器の特許を唯一所有しているため、レーザー式家庭用脱毛器は、トリアしかありません。
トリア以外の家庭用脱毛器で「レーザー脱毛」と書いてある場合は、商品説明・商品概要をよく見てみましょう。おそらく光脱毛の他の表記が見つかるはずです。
トリアの営業さんの話によりますと、おそらく SEO対策(ネット検索でたくさん表示させる施策)で上位表示させるために「レーザー脱毛」というキーワードが使われている可能性があるだけ。トリア以外の商品で「家庭用レーザー脱毛器」は存在しないとのことです。
家庭用脱毛器 THR脱毛方式とは?
THR脱毛はサーモヒートリムーバー(Thermo Heat Remover)と言い、波長の長い光を照射して毛包のバルジ領域にダメージを与え、毛が生える働きを抑制することで脱毛方法です。
バルジ領域とは、毛を生やすための指令を出す役割を担う細胞です。バルジ領域の働きを抑制すると毛母細胞や毛乳頭へ「毛を生やす」指令がいかなくなり、結果としてムダ毛の発毛が抑えられます。
THR脱毛方式のメリット
顔の生毛やうなじ背中に有効
- 痛みが少ない
- 初心者でも広範囲を処理しやすい
- 美肌効果がある
- 細い毛に対しても効果が高い
- 男性の髭にも効果がある
- VIOにも使用できる
- 施術間隔が短くて済む
- 最短6ヶ月ほどで脱毛が終わる
弱い光を広く照射するので、背中やうなじなどにも有効。痛みが少なく男性の髭や太くて濃い毛にも対応できます。
また比較的細い毛にも作用するので、顔の産毛にも効果があります。
THR脱毛方式のデメリット
- 白髪には効果なし
- 処理中眩しいのでサングラスの使用を推奨
- 商品の数が少ない
THR方式のオススメ 家庭用脱毛器 ブランド・メーカー
Opus Beauty 03 Power Pro のオススメ ポイント
- 1回の照射あたり0.11円のコスパの良さ
- 痛みが少ないTHR方式
- 子供にも使用できる安全性
- 痛みを極限まで抑えた瞬間2.4度冷却機能付き
- 男性の髭にも確実に効果がある
効果が強い商品は、痛みや火傷のリスクなど肌トラブルが心配ですが、こちらは10歳のこどもにも使用できる安全性が魅力です。
保冷剤いらずの冷却機能付きで痛みのリスクがない点もオススメなポイント。
カートリッジタイプではなく、使い切りタイプですが、照射回数は、驚きの35万回。全身に使用しても77回分も使用可能とのこと。(女性の平均身長で計測) 何かを35万回も使用した経験はありませんが、十分な使用回数ですよね。
男性の髭にも効果があるので、ご家族やカップルで共有して使用するのもアリです。
家庭用脱毛器 特徴・種類・脱毛の仕組み
いかがでしたでしょうか?
家庭用脱毛器は、ムダ毛を目立ちにくくしたり、ムダ毛が生えかわるまでの期間に効果があります(もちろんちゃんとした商品に限ってですが)。医療用脱毛のようにずっとツルツルという効果はありませんが、時間をかけて適切に処理すれば、毛が生えるペースが遅くなったり、毛が細く目立たなくなります。
家庭用脱毛器の脱毛方法は、メーカーやブランドごとに種類があります。
使用する部位や場所によって適切なものを、ご自身の使用ペースに合わせて選んでいただければと思います。
大切な肌に使用するものなので、安価な粗悪品ではなく確かなメーカー製品を選ぶと良いかと思います。
このページが、みなさまのライフスタイルのヒントになれば幸いです。ご一読いただきありがとうございました。
このページの内容は、脱毛サロン・脱毛器具販売メーカーさまのセミナーでの情報をもとに作成しています。
掲載商品の記載した効果・効能があることを保証したものではありません。
ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
出典*イメージ写真の一部は 商品販売元よりお借りしています。