電球 の選び方 [ 電球についての基礎知識 ]
目次 / このページで解説していること
電球の選び方についてお調べですか?このページでは、電球を選ぶ際に役に立つ「 電球についての基礎知識 」や電球を選びに失敗しないための 大切なポイント をご紹介しています。なんとなく電球を買っていたり、電球の選び方が難しいと感じている方はぜひご覧ください。
電球の選び方 チェックするポイントは5つ
電球の選び方はこの5つのポイントを抑えれば大丈夫
- ポイント1 あかりの色 ( 色温度 )
- ポイント2 物の色の見え方 ( 演色性 )
- ポイント3 電球の種類
- ポイント4 口金のサイズ 電球のサイズ
- ポイント5 電球の配光方向
電球を選ぶポイントを抑えて目的・用途にあった電球選びをしよう
使用シーンに必要な要素を理解しよう
電球の特徴は、大きく言えば上記の5つです。世の中の電球には、たくさんの種類がありますが、使用シーンに必要な要素と電球の特徴を照合していけば間違いのない電球選びができます。まず、電球の選び方の5つのポイントを確認し、「自分が想定する使用シーンに適した電球のジャンル」を洗い出しましょう。
最適な電球のジャンルが決定したあとに、そのジャンルの中で「価格」「メーカー」「国産」などのスペックを比較して商品選びをすると間違いのない電球選びができるかと思います。
電球の選び方のポイント1〜5 を解説していきますので、1 〜 5 の項目をチェックシートのようにメモしていただくとスムーズに欲しい電球のタイプがわかるかと思います。
ポイント1 あかりの色 ( 色温度 )
使用シーンに適した あかりの色 ( 色温度 )があります
使用シーンにあわない あかりの色(色温度)の電球をしようすると能率がおちたりストレスになったりするので注意しましょう!
あかりの色は、色温度とも言い 空間演出としての意味だけでなく、その場で過ごす人のメンタルや集中力にも影響を与えます。
色温度は「K(ケルビン)」という単位で表します。この値が低いほど 温かみのある暖色系の光 (赤っぽいあかり) になり、高いほど冷たさのある寒色系の光( 青っぽいあかり )になります。
電球には、色温度別に「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」の5つバリエーションがあります。
電球を選ぶ際には、どのような場所に使用する電球かをイメージし、「 使用シーンに最適なあかりの色 ( 色温度 ) 」の電球を選ぶようにしましょう。
あかりの色には、「リラックス効果」「集中力を高める効果」などがあります。
適材適所で電球を選べば、あかりの色は、「落ち着く」「よく眠れる」「仕事が捗る」などメリットを発揮しますが、逆のあかりの色を選ぶと「落ち着かない」「眠れない」「集中できない」「仕事したいのに眠くなる」といったデメリット効果が生じてしまうので注意が必要です。
公共の場で、ふさわしくないあかりの色(色温度)を選んでしますと不快感を与えてしまうかもしれません。
とくに使用シーンが漠然としている場所には、自然光に近いあかりの色の「昼白色(ちゅうはくしょく)」の電球を選ぶのがオススメです。
電球色(色温度 約2,700 〜 3,250K )
電球色は、暖色系の灯りです。オレンジから夕日のような赤っぽい色見で最も色温度が低い光になります。
比較的くらい印象で、仕事や作業が必要な場所には不向きな電球です。
目に優しく、落ち着いた雰囲気のあるあかりでリラックスしたい空間におすすめです。大人の雰囲気のバーや、寝室やリビングなどゆっくり過ごす空間にオススメです。
温白色( 色温度 約3,500K )
温白色(おんはくしょく)は、暖色系のあかりです。電球色より少し明るく感じる色見です。
用途は、電球色と同じように作業の必要のない空間に向いている電球です。
電球色よりすこし明るくしたいというような、ホテルのエントランスやファミリー向けの飲食店などにオススメです。
白色( 色温度 4,000 〜 4,200K )
白色(はくしょく)は、ナチュラルで白っぽいあかりです。温白色より少し明るく感じる色見です。
用途は、自然な明るさで日常的によく使うリビングや洗面所、キッチンなどに向いている電球です。
温白色より明るさは欲しいけれど、昼光色では明る過ぎて疲れるという方にオススメです。自然な明るさがちょうど良い書斎などにオススメです。
昼白色( 色温度 約5,000K )
昼白色(ちゅうはくしょく)は、晴れた日の昼間の太陽光に近い色温度で、白っぽい明るい光です。
昼白色の電球は、自然の光に近いので、向かない空間のないオールマイティーな電球になります。ニュートラルな空間にオススメです。
電球選びに迷ったらとりあえず昼白色の電球を選ぶととりあえず失敗はないかと思います。
昼光色( 色温度 約6,500K )
昼光色(ちゅうこうしょく)は、色温度が高く、もっとも明るさを感じる青みがかった寒色系の色見です。
明るく物が見やすい、感覚を覚醒させるようなスッキリした雰囲気の電球です。
仕事場や勉強する場所に適した光ですが、目が疲れやすく長時間の作業の場に設置するときは注意しましょう。
昼光色の電球は、感覚を覚醒させスッキリと明るく物が見えるため、リラックスしたい空間には不向きです。また、白く青みがかった光は、食欲を減退させるため飲食店には不向きとなります。
ポイント2 物の色の見え方 ( 演色性 )
自然光によるモノの色の見え方と人工光源によるモノの色の見え方と差
色の見え方に差がない高演色性タイプがオススメです。
演色性とは、自然光で物体を照らしたときの色の見え方と人工光源で物体を照らしたときの色の見え方の差を示す値です。平均演色評価数(Ra)であらわし、Raの数値は大きいほど、色の見え方が自然光に近いことを表しています。
色の見え方に注意が必要な場所で使用する電球なら、「高演色性」タイプの電球か昼白色の電球を選びましょう。
ポイント3 電球の種類
普段の生活でよく目にする電球は、大きく分けて4種類。
一般家庭向けの電球について
白熱灯電灯機具に使われる電球には、白熱灯、直管蛍光灯、電球形蛍光灯とLED電球があります。それぞれの電球の特性を理解して電球を選びましょう。
備え付けやあらかじめ使用している照明器具の電球を交換する際は、「LED電球使用」が可能かどうかを事前に必ず確認しましょう。
[ 豆知識 ]SSL(LED化)推進のため蛍光灯は無くなります
日本政府は、SDGsや省エネルギー化を推進していて、2030年までに国内で流通する照明器具の100%LED化を進めています。 今後、蛍光灯の生産は終了し、LED化を推進するように官民一体となって業界全体で取り組んでいます。非住宅設備の蛍光灯のLED化には、自治体によっては補助金が出るケースがあるので確認することをお勧めします。
白熱灯
黄色みを帯びた心地よい温もりのある電球。リラックスする空間向きです。フィラメントの輝きを生かすクリアタイプと柔らかな光のホワイトタイプがあります。
電球形蛍光灯
白熱灯に比べ、同じ明るさでも約1/4の消費電力、約3〜6倍の寿命でとても経済的です。発光面積が広く、影の少ない平面的な光なのが特徴です。電球色、クール(昼光)色、ナチュラル色があります。
- 電球色:電球に似た温かみのある雰囲気を演出する光。
- クール( 昼光 )色:清々しく爽快な雰囲気を演出する光。
- ナチュラル色:生き生きとした活気ある雰囲気を演出する光
- *Hutarinoで取り扱いの電球形蛍光灯はすべて電球色です。
LED電球
白熱灯の約40倍( *小型電球タイプは約20倍 )という寿命が魅力的なLED電球。消費電力も電球形蛍光灯を下回りとても経済的。大きさは、白熱ランプに比べてやや小ぶりでスマートな印象。LEDは真下を照らすのに優れた電球です。電球色、クール(昼光)色があります。
- 電球色:電球に似た温かみのある雰囲気を演出する光。
- クール(昼光)色:清々しく爽快な雰囲気を演出する光。
ポイント4 口金のサイズ 電球のサイズ
使用する電球のサイズを確認しよう!
一般家庭用の電球の口金のほとんどはE17かE26
ガラスセードの中に電球を設置する場合には、ガラスサードの外径に注意しましょう。
また、電球を差し込むネジ状の部分を「口金 (くちがね)」と言います。一般家庭用の口金の大きさ(ねじ込む部分の直径)は17mmか26mmです。
電球を選ぶサイズは間違いのないサイズ選びをしましょう。
ポイント5 電球の配光方向
電球には光の方向が決まっているタイプがあります
LED電球を選ぶ場合は特に注意
全方向を照らすタイプの電球を思い浮かべる方も多いと思いますが、電球には、配光方向があるものもあります。
一般的に全方向が多いかと思いますが、ダウンライトなど専門的な場所に使用する電球を選ぶ場合は注意しましょう。
LED電球は、初期の頃は、配光方向がした方向に限られているものが一般的でした。現在では、全方向タイプのものも増えていますが、
LED電球を選ぶ際は、念の為、「配光方向」の表示を確認することをおすすめします。
電球について 電球の種類 特徴 メリット・デメリット[まとめ]
いかがでしたでしょうか?電球の選び方は、5つのポイントをチェックすれば問題なく選べるかと思います。
アンティークな見た目の電球でリラックスな雰囲気の空間演出できる電球、はっきりとモノが見やすいパブリックスペースに適した電球、
仕事や作業の場に適した電球がありますので、まずは使用場所の環境を分析してみましょう。
照明器具を買い替えなくても電球の交換だけで雰囲気をガラリと変えることができます。電球の交換だけでも意外に楽しめますよ!。
また、SDGsを実現するためにエネルギー効率の良い環境に優しいLED電球がどんどん発売されています。あまり電気代には触れていませんが、コストパフォーマンスに特化した選び方をするのも楽しいかもしれませんね。
このページが、少しでもみなさまの楽しいインテリアライフの手助けになれば幸いです。ご一読いただき、ありがとうございました。
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